-
ロードスターキャピタルはどのような会社ですか?
ロードスターキャピタル株式会社は、2012年創業・東証プライム上場の不動産投資(不動産テック)企業です。
自社で不動産の取得・運用・売却を行う「コーポレートファンディング事業」、機関投資家向けに運用を行う「アセットマネジメント事業」、個人が1万円から不動産投資できる「クラウドファンディング事業(OwnersBook)」の3つを柱としています。
-
ロードスターグループの3つの事業とビジネスモデルは?
- コーポレートファンディング事業:ロードスターキャピタルの自己資金を用いて不動産を取得し、運用・売却する事業です。収益源は賃料と売却益です。
- アセットマネジメント事業:不動産での資産運用を求める国内外の機関投資家向けに、取得から期中管理、売却まで一元的に不動産投資サービスを提供する事業です。収益源は手数料です。
- クラウドファンディング事業:『OwnersBook』を通じて個人投資家が不動産に少額投資できる仕組みを提供しています。収益源は資金需要者からの手数料です(個人投資家からはいただきません)。当社の資金調達手段としても活用できます。
コーポレートファンディング事業・アセットマネジメント事業・クラウドファンディング事業の各事業が連携することで、大きなシナジーが生まれています。
-
ロードスターキャピタルはどのような不動産に投資していますか?
-
コーポレートファンディング事業とアセットマネジメント事業の違いは?
コーポレートファンディング事業とアセットマネジメント事業では、投資主体と対象不動産の規模、および収益構造が異なります。
- コーポレートファンディング事業:自己資本で都心の中規模不動産を直接保有、運営します。物件保有中の賃料収入および売却価格が売上高となります。
- アセットマネジメント事業:機関投資家から委託された資金で、国内主要都市の中規模~大規模不動産への投資、運用を行います。投資家からの手数料(運用委託報酬)が売上高となります。
-
ロードスターキャピタルの強み・優位性は?
ロードスターグループの強みは、東京の不動産に関する深い知見と投資経験、少数精鋭による専門性とスピード感ある意思決定、クラウドファンディングを活用した独自の資金調達体制です。
これにより、金融機関や機関投資家と良好な関係を築きながら、柔軟で機動的な経営が可能となっています。 -
成長戦略はどのようなものですか?
自己保有の不動産残高を積み上げ、賃料収入による安定的な経営基盤を築きながら、3つの事業を拡大します。一方で、財務規律を守り、複数の資金調達手段を確保しておくことで、不動産投資市場のビジネスリスクにも備えています。
ロードスターキャピタルはプライム上場企業として、攻めと守りのバランスをとった成長を目指します。
-
コーポレートファンディング事業の投資方針は?
コーポレートファンディング事業では、マーケット環境に応じて柔軟に対応し、リスクをコントロールしながらも成長機会を的確に捉えた投資を目指しています。
例えば、2020年前半にコロナ禍の影響でマーケットが一瞬不安定になったタイミングで多くの優良不動産を取得し、2022年には人の往来の回復を見据えて宿泊特化型のホテルを取得しました。2025年は東京のオフィスを中心に積極的に投資を行う予定です。 -
リスクコントロールの内容は?
コーポレートファンディング事業におけるリスクコントロールは、主に以下3点です。- 物件選定:主に東京に所在する流動性の高い物件を見極めています。東京は世界的にみても有数の都市力を誇り、かつ当社が最も得意とするエリアです。
- 長期借入:安定的な財務基盤構築のため、大半の物件で10年以上の長期借入を行っています。
- 資金調達の多様化:クラウドファンディングも活用可能です。
これらにより、不動産市場の景気サイクルにも対応できる経営体制を構築しています。
-
業績に影響を与える主な要因は何ですか?
不動産投資市場には、金利の動向や金融機関の貸出姿勢、海外不動産ファンドの投資スタンスなどが影響します。
当社は10行以上の国内金融機関との取引実績があり、十分なコミュニケーションによって信頼関係を構築しているほか、海外不動産ファンドとも密に情報交換することによって最新動向をウォッチし、業績変動リスクに備えています。
-
業績の推移について教えてください。
ロードスターキャピタルは、2012年の創業以来、売上・利益ともに着実に成長し、12期連続の増収増益を達成しています。2024年12月期は、売上高約344億円、経常利益約106億円を計上しました。
主力のコーポレートファンディング事業で不動産売却益に加えて賃貸収入を安定的に確保したうえで、アセットマネジメント事業売上やクラウドファンディング事業の売上も積み重ね、成長しています。 -
中期経営計画の目標は?
ロードスターグループは継続的な成長を目指しています。中期経営計画(2025年~2027年)では、業績ボラティリティの低減や財務の健全性を確保したうえで、積極的に成長投資を行うことで、持続的な企業価値の向上を目指しています。
→中期経営計画はこちら -
財務の健全性はどうですか?
ロードスターキャピタルの自己資本比率は2024年12月期時点で23.4%(バランスシートベース)、物件の含み益を加味すると37.3%に達しています。現在の中期経営計画(2025年~2027年)では、安全性と資本効率のバランスを重視し、バランスシートベースでの自己資本比率25%~30%となるよう目指していきます。
→ 中期経営計画はこちら -
株主還元方針を教えてください。
当社は業績拡大による企業価値・株主利益の向上に努め、持続的な業績成長に応じた株主還元を実施しています。
中期経営計画(2025年~2027年)では、配当性向18%以上を目安とし、安定的な配当を継続していく方針です。
→中期経営計画はこちら -
配当実績と今後の方針は?
当社は2017年12月期の新規上場以来、7期連続の増配を実現しています。
初年度の1株あたり配当金は11.0円でしたが、2024年12月期は70.0円まで増加しました。今後も配当性向18%以上を目標に、10期連続の増配を目指していきます。 -
株主優待制度はありますか?
当社は、株主の皆様の日頃のご支援に感謝するとともに、当社をより多くの方にご理解いただく機会を提供することを目的として、クラウドファンディングサービス『OwnersBook』に関する株主優待制度を導入しています。
→株主優待制度はこちら -
株主構成や外国人持株比率は?
当社の株主構成は、時価総額の拡大に伴って国内機関投資家が増加傾向にあり、個人投資家も約3割を占めています(2024年12月期末時点)。
→2024年12月期時点の株主構成はこちら
-
どのような人材を求めていますか?
ロードスターグループは、専門性と誠実さを兼ね備え、自律的に行動できる人材を求めています。
不動産・金融・IT・法律・会計など、自身が得意とする分野での専門スキルに加え、主体性を持ってチームで前進していくことができる方を歓迎しています。
→採用ページはこちら -
組織風土・カルチャーの特徴は何ですか?
ロードスターグループには、一人ひとりが能動的に考えて意思決定し、自発的に取り組むことができる企業文化があります。経営層との距離も近く、階層関係なく気軽に相談できる環境です。
少数精鋭かつスピード重視の組織ですが、効率性や論理性を大切にしつつも、偶然の出会いや未知の分野に飛び込む柔軟性も重視されています。
→ロードスターキャピタルの社風はこちら -
社員の平均年齢や構成について教えてください。
当社は100%中途採用で構成されており、役職員の平均年齢は41歳です。実務経験豊富な30代~40代のプロフェッショナル層が中心ですが、近年は基礎力と成長意欲を兼ね備えた20代の若手人材の採用も積極的に進めています。
不動産・金融・ITなど多様な業界出身のメンバーが在籍しており、経験と意欲を活かして活躍できる環境があります。
→社員データはこちら -
キャリアパスはありますか?
当社は会社主導の一律なキャリアパスを設けていません。各自がスペシャリストとして専門性を高めながら守備範囲を広げ、スピード感溢れる優秀なメンバーとともにチャレンジングな業務にも取り組む中で、実践的な思考力や判断力を一層磨いていきます。
資格取得支援制度もあり、自らの意志でキャリアを築きたい方にとっては成長の機会にあふれた環境です。 -
評価制度はどうなっていますか?
ロードスターグループでは、年齢や役職にとらわれず、目標に向けたチーム貢献や業務への取り組み姿勢を総合的に評価しています。短期的な成果だけではなく、長期的な成長や組織への好影響なども評価対象であり、昇進や報酬に反映されます。
一人ひとりの強みや役割に応じた柔軟な評価が行われています。
→代表メッセージはこちら -
ダイバーシティや働き方改革への取り組みはありますか?
ロードスターグループでは、ダイバーシティを尊重し、柔軟な働き方を推進しています。性別・年齢・国籍にかかわらず、それぞれの個性や強みを活かせる環境づくりに注力。時差出勤制度などを導入し、働きやすさと成果の両立を図っています。
→ロードスターグループの役職員の活躍支援制度についてはこちら
-
『OwnersBook』とは何ですか?
『OwnersBook』は、日本初の不動産特化型クラウドファンディングサービスで、厳選されたプロ向け不動産案件に個人が1万円から投資できます。運営は当社の100%子会社であるロードスターインベストメンツが担っています。
従来の不動産投資のハードルを下げ、日本円で少額から手軽に始められ安定的に配当を得られる資産運用サービスとして、注目されています。
→『OwnersBook』 サイトはこちら -
『OwnersBook』の仕組みは?投資後はどうやってお金が増えるのですか?
『OwnersBook』では主に「貸付型」と「エクイティ型」の2種類の投資商品を提供しています。
- 貸付型:資金が必要な不動産会社に貸し付け、その利息を配当として分配する仕組みです。ミドルリスク・ミドルリターンで、平均利回り(年換算・IRR)は3%〜5%程度です。
- エクイティ型:不動産信託受益権などに出資し、賃料収入や売却益を分配する仕組みです。リスク・リターンは貸付型より高めです。
-
『OwnersBook』の実績は?
『OwnersBook』は2014年のサービス開始以来着実に成長し、2025年6月時点で累計投資額630億円超、累計投資実行数370件以上となっています。返済遅延は、コロナ禍の影響を受けた大阪のホテル素地案件で発生した1件のみで、そちらも最終的な確定利回り(年換算・内部収益率)は約3.4%となりました。
難しい局面においても役職員の知見を活かして元本毀損ゼロを継続。高い信頼性と実績が、個人投資家の支持を集めています。
→実績データはこちら -
なぜクラウドファンディングを自社で展開しているのですか?
『OwnersBook』は、個人投資家とプロ向け不動産投資領域の橋渡し役となっています。個人投資家の資産運用に寄与するとともに、不動産投資市場の安定性と健全性を高める役割も果たしています。
さらに、当社の資金調達や認知度向上にもつながることから、社会的意義と自社戦略の両立を実現する持続可能な事業と位置付けています。
→クラウドファンディング事業にチャレンジする理由はこちら -
他社の不動産クラウドファンディングと何が違うのですか?
『OwnersBook』は金融商品取引法に基づいて厳格に運営されている点が大きな特徴です。
また、他社で一般的な不動産特定共同事業型クラウドファンディングは、「全額自己資金で不動産を購入する場合の自社物件への投資」を募るモデルがほとんどであるのに対し、『OwnersBook』は「不動産案件を客観的に審査し、投資家に紹介する」モデルを採用しています。
これにより、- 資金需要者:資金調達手段の多様化
- 投資家:プロ向け投資案件への参加
- ロードスターグループ:手数料収益
と、三者がWin-Win-Winになる構造を実現しています。
-
貸付型クラウドファンディングでは、どのように個人のお金が守られていますか?
『OwnersBook』の貸付型では以下のリスク管理を行っています:
- 案件を厳選:貸付先企業の信用力、不動産の価値という2つの側面からリスク評価しています。
- 不動産担保:すべての案件に不動産担保を設定。万が一投資実行後に借入人が返済不能に陥った場合でも、担保不動産を処分して投資元本の回収を図ることが可能です。さらにLTV(Loan to Value)は80%以下に制限。担保不動産売却時の市場変動による価格下落リスクを低減しています。
- 透明な情報開示:担保内容、担保評価額、借入人情報、財務内容などを会員限定で公開。
- 信託保全:投資家からの預り金は、信託業務を営む金融機関へ金銭信託して分別管理。万が一運営会社が破綻しても資産は守られます。
-
投資初心者でもできますか?
はい。『OwnersBook』は
- 1口1万円から始められる
- 一度投資した後は償還まで運用の手間がかからない
- 日々の値動きがない
- 手数料は銀行手数料のみ
- 貸付型は為替リスクがない(日本円建て)
などの特徴から、投資初心者にも適したサービスです。
予定利回り(年換算・内部収益率)が5%前後の案件が多いことも魅力の一つとして、幅広い年代の方にご利用いただいています。